危険な良書
この本は自分が21歳の時に穴が開くほど読み尽くした書物です。
人間の根本に共生している善と悪に正面から立ち向かせてくれる本で、その意味では哲学書としても高いクオリティーだともいえます。
話の中には人の善意を利用する話が度々登場する為、人によっては吐き気がするような汚い考え方という物もあります。
しかし、その感情は自分自身の根底にある「いやらしさ」に対して反発している為でしょう。
それを受け入れる覚悟がある方には今の競争社会において、心強いパワーを手に入れる指南書になると思います。
権謀術数の心理学
古来より、権力者と言うのはわがままな存在であり、それに翻弄され、巻き込まれ命を落とす人が多数いたことは、多くの歴史書にも明らかである。
本書では、そんな権力者のわがままに振り回されないために、権力を持たない我々がどのような防衛策を持つ事が出来るのかを48の代表的なパターンで紹介している。
それぞれに相反する言い回しも出てきて、一種ことわざ的な趣もあるが、人間の歴史の英知に触れるという意味に於いては、本書は大変貴重である。
ただし、本書をそのまま実践すると、人間関係に相当の軋轢を生む可能性もあるので、その点はご覚悟あれ。
勉強になりました
なかなか、このように具体的に使える生き方を描いた本は、なかなかないように思います(もちろん、主観ですが)。
四十八の法則は、どれも十分に人生の教訓として参考になりうるもので
法則に従って、且つ運良く、人間関係において成功した人
法則に従わなくて、運悪く、成功を収められなかった人
を対照的に描かれたいます。
昔話のいいとこどりをして、筆者が独自の解釈を加えたようなもののように感じました
非常に面白く読めて且つ参考になりうる本なので是非すすめたい
ただし、日常的に接する友人にすすめるのは、誤解を生みそうなので
気を付けたい
人に読んでいる所を見られたくもないし読ませたくもない
マキャベリが好きな人にはぜひ読んで欲しい そうでない人は、生理的に嫌悪感どころか、吐き気を催しそうだ 有益さにおいて、友人にも勧めたいが、敵を作る事にもなりかねないので 推薦する事はできない こんなに汚く惨たらしい本はなく、半端なく強烈な一冊である 今まで読んできた本の中で、最高峰に位置する
あまり人に読んでるのを知られたくない本かも(笑
我々は常に目の前の出来事や相手の反応、評価に左右されながら生きている。 人は理想を持ってはいても、目の前のことで手一杯なのが現実である。しかし、そうした現実の中で確実に「パワー」を獲得する人間がいる。 彼(女)らは普通の人と何が違うのか? 本のタイトルからは理解しにくいが、実はこの本の趣旨はそういう点にある。 しかも、一般的な「人生教訓モノ」と違って、歴史的なエピソードから教訓を 導き出しているので、「私はこうやって成功した!」的な独善性はかなり少ない。 もちろん、エピソードの解釈に異論・反論はあり得るが、それを考えるのもまた楽しい。 こういう教訓ものに抵抗ある方も、まず一読してみることをオススメする。 特に人の上に立つ(立たねばならない)立場の方、そしてパワーを手にしたい方、 そしてこれは意外かもしれないが周囲の人との人間関係を良好に保ちたい方には強くオススメ。 上巻も面白いが、もっとコアなテーマの下巻のほうがより深みがある。 ちなみに、私はハードカバー版を新刊時に上下巻で二冊買い、文庫版は上下巻組を二度、計六冊買いました。 ・・でも、誤解されやすいので、読んでるところはあまり人に見られないほうがいいかもしれません(笑 (星の内訳:内容+5、本の大きさ−1)
角川書店
年俸5億円の社長が書いたお金を生み出す知的生産術 本音は顔に書いてある イヤなやつほど成功する! -マキャヴェリに学ぶ出世術 The 48 Laws of Power 人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)
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